化粧はコロナで「本能」へ向かう ポーラ研究員が考察

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聞き手・江口英佑
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 マスク着用時のメイクに迷う声を耳にします。肌荒れの悩みも増えているようです。化粧の歴史に詳しいポーラ文化研究所の富澤洋子さんは、日本の化粧史はコロナ禍で「6度目の転換期」を迎えた、と言います。どこへ向かうのでしょうか。

 とみざわ・ようこ ポーラ文化研究所の研究員。主な研究領域は日本の化粧文化史。共著に「明治・大正・昭和の化粧文化」、「平成美容開花 平成から令和へ、美容の軌跡30年」(いずれもポーラ文化研究所)。

――コロナ禍でマスクの着用や在宅勤務が広がっています。化粧する意味が薄れている気がします。

 「マスクのせいでお肌が荒れるという声が多くなりました。肌を清潔に保ったり保湿したりする『実用』の意味合いが強まっています」

――「実用」とは、どういう意…

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