菅義偉首相がマイナンバーカードを「最近は使っていません」と、打ち明けました。11月5日の国会で、さらりとした答えでした。
前日もやはり国会で、淡々と話しています。カードを取って暗証番号は持っているけれど、マイナポータルには「申し込んでおりません」と。
「今後2年半のうちに、ほぼ全国民に行き渡ることをめざします」と、この10日前の所信表明演説では意気込んでいたのですが……。
カードの交付が始まってまもなく5年、「持とうと感じない」との声をなお聞きます。政府が運営する個人向けのサイト、マイナポータルを意識する人は、どれほどいるのでしょう。
何が便利かわからないし、政府に情報をのぞかれそうで、どこか不安。だから持たない。こんな「無限ループ」は続きます。
今年、マイナンバーカードを申し込む人が増えました。コロナ禍のくらしの支援策として、春先に決まった一律10万円の給付金をオンラインで申請するため、そして5千円分のマイナポイントを受け取る条件になったからです。
便利って、お金をもらえるからだったの?
市区での交付率が全国一の46%超という、宮崎県都城市を訪ねました。
市役所1階に1年前にできた「…
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