新型コロナに期待のワクチン「有効率は9割超」は本当?

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酒井健司
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 日本の新型コロナウイルス感染症の流行は第3波に入ったようです。福岡県でも9月中旬以降、1日あたりの感染確認者数はずっと10人以下だったのが、11月に入って20人を超える日も出てきました。そんな中、効果が期待できるワクチンのニュースが流れてきました。

 ファイザーのワクチンは4万人を超える被験者を対象とした第三相試験まで進んでいます。被験者のうち新型コロナウイルス感染症と診断された人が94人出た段階での中間解析で有効率が9割以上だったと報道されました。これまでもワクチンのニュースはありましたが、今回のニュースのポイントの一つは「抗体ができた」といった代理指標ではなく、実際に被験者が新型コロナウイルスに感染したかどうかで判断されたことです。抗体ができることと感染を防ぐことはイコールではなく、別途、確認が必要なのです。

 抗体ができるかどうかは比較…

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酒井健司
酒井健司(さかい・けんじ)内科医
1971年、福岡県生まれ。1996年九州大学医学部卒。九州大学第一内科入局。福岡市内の一般病院に内科医として勤務。趣味は読書と釣り。医療は奥が深いです。教科書や医学雑誌には、ちょっとした患者さんの疑問や不満などは書いていません。どうか教えてください。みなさんと一緒に考えるのが、このコラムの狙いです。