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 プロ野球セ・リーグの広島で働くなでしこリーガーがいる。アンジュヴィオレ広島のMF斉藤礼佳(24)とFW神田若帆(22)。ピッチ上ではチームの攻撃を牽引(けんいん)する2人は、ユニホームを脱いでも「ユーチューバー」として活躍する。

 「紫の天使」を意味するアンジュヴィオレは、2011年の女子ワールドカップで「なでしこジャパン」が世界一になった直後、女子サッカー人気にも後押しされ、J1サンフレッチェ広島の本拠スタジアムへのシャトルバスが発着するJR横川駅周辺の有志によって発足したクラブチームだ。

 なでしこリーグの3部に相当するチャレンジリーグが主戦場。選手は地元企業の協力を得て、サッカーの練習時間を確保しながら働いている。その「職場」の一つが広島東洋カープだった。

 昨年1月にアンジュヴィオレに加入した2人。カープでの担当業務はグッズ販売だ。午前9時半から倉庫で商品の管理をしたり、マツダスタジアムのグッズ売り場で接客したり。夕方まで働いた後、1部昇格を目指して約2時間の練習を続けてきた。

拡大する写真・図版広島カープのグッズショップで働くアンジュヴィオレ広島の斉藤=マツダスタジアム

 ただ、アンジュヴィオレは親会社を持たない市民クラブで、選手は無給。運営費は広告や入場料収入が頼みだ。最低でも年間約7500万円が必要だが、ここ数年は資金繰りに苦しんできた。来秋開幕するプロの「WEリーグ」にも、多額の年会費や選手への人件費がかかることなどから、参入しない。

 そんななか、FWの神田に“キラーパス”ばりの提案を持ちかけたのが、MFの斉藤だった。

拡大する写真・図版プレーするアンジュヴィオレ広島の斉藤⑨(中央)=クラブ提供

 「ユーチューバー、やら…

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