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 JR徳島駅前のアミコビルを管理運営する徳島市の第三セクター徳島都市開発は13日、そごう徳島店撤退後の核テナントとして、百貨店最大手の三越伊勢丹ホールディングス(HD)と出店に向けた協議を始めたと発表した。実店舗とデジタル展開を融合した小型店を検討しており、来年9月にオープンする予定という。

 都市開発の鈴江祥宏社長と徳島市の内藤佐和子市長が市役所で記者会見をして明らかにした。

 鈴江社長によると、実店舗のメインフロアはビル2階の半分程度を使う予定。東京にある伊勢丹新宿店や日本橋三越本店とオンラインで結び、徳島にいながら接客を受けたり、ブランド品を含む両本店の豊富な商品を購入したりできる新しい形態を検討している。

 三越伊勢丹HDは、全国の地方都市にテレビ会議システムでの接客やネット通販を組み合わせた小型店を40~50店舗程度展開する方針を明らかにしており、徳島の小型店もその一つとなる見通しだ。

 そごう徳島店は今年8月末に閉店し、徳島は山形に続いて県内に百貨店がない「空白県」となっていた。

 都市開発は高松三越(高松市)との交渉を6月中旬ごろから始め、8月下旬には内藤市長も加わって中心市街地活性化への思いを伝え、親会社の三越伊勢丹HDとの交渉に発展していったという。鈴江社長は「我々の熱い思いを受け止めていただいた。今後、他のテナント交渉も加速させていく」。内藤市長も「街のにぎわいの中心となる施設になれるよう、よりいっそう関わっていきたい」と話した。

 高松三越は今月18日~12月13日に、お歳暮の特設売り場をアミコビル5階に設ける。(斉藤智子)