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 コロナ禍で打撃を受けている花業界。需要が急減したために刈り取って処分したり、栽培面積を縮小したりする事態に追い込まれた。業界団体は花を活用した大型イベントを開くなどし、「フラワーロス(花の廃棄)」の解消による農家らの支援に乗り出した。

拡大する写真・図版興福寺中金堂前でオブジェ「五輪花」に飾り付けをする関係者ら=2020年11月13日、奈良市、西岡臣撮影

拡大する写真・図版バラ生産者のおくだやすひこさん(左)と、フラワーライフ振興協議会の松村吉章代表=大阪市の咲くやこの花館

 この春、新型コロナウイルスの影響による外出自粛などで、卒業式や入学式が相次いで中止に。5月の「母の日」も贈り物が手控えられた。花の需要は激減し、日本全国の市場価格の指標にもなる大田市場(東京)では、価格が4割前後も下落。業界関係者によると、値崩れさせないために廃棄した農家も少なくなかったという。

 「せっかく育った苗を刈り込みせざるを得なかった」

 50年近く花の苗の生産を手がける富山県南砺市の石村悦丈さん(74)も、5月に売り先がなくなった。本来ならベゴニアやマリーゴールドの出荷がピークの時期だが、半数ほどを切り取って処分したという。

 11月に入った今はシクラメン…

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