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 北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(当時13)の母早紀江さん(84)の信仰仲間たちが、拉致被害者の救出を願って月1回開いてきた「横田早紀江さんを囲む祈り会」が19日で200回を数える。絶望の淵にあった早紀江さんのそばで、40年以上の歳月をともに歩んできた。

 中学1年生だっためぐみさんが新潟市の中学校から帰宅途中、突然姿を消したのは1977年11月15日。娘がめぐみさんと親友だった真保(しんぼ)節子さん(88)は、「帰ってこないのよ」という早紀江さんの手を取り、一緒に泣くしかなかった。

 娘を思い、自分を責めて泣いてばかりいた早紀江さんのもとへ、同級生の母親が聖書を置いていった。高潔なヨブという人が家族や財産を失って苦しむ「ヨブ記」を読み、早紀江さんは聖書の言葉にひきつけられた。真保さんとともに、新潟市内の米国人マクダニエル宣教師宅で週1回開かれた「聖書を読む会」に78年春ごろから参加した。

 早紀江さんは宣教師夫妻や友人に囲まれ、次第に明るさを取り戻したが、ときどき「自分の育て方が悪かったのかもしれない。死にたい」と口にした。真保さんは「めぐみちゃんが帰ってもお母さんがいなかったらどんなに寂しいか。死にたいなんて言ったらだめ」と励ました。聖書を読む会の参加者も、泣きながら祈った。

 早紀江さんは83年、夫の転勤で新潟を離れた。友人たちも相次いで首都圏に転居し、斉藤真紀子さん(83)の東京都内の自宅で聖書を読む会を再開した。

 97年2月、めぐみさんの拉致が報道と国会質問で表面化。翌3月に拉致被害者家族会が結成され、夫滋さんが代表に就任した。

 斉藤さんは「拉致事件のことを一人でも多くの人に知ってもらい、教派を超えて祈る会を開きたい」と、真保さんや牧野三恵さん(78)ら新潟からの友人を中心に2000年5月23日、キリスト教系出版社「いのちのことば社」の礼拝堂で「祈り会」を始めた。参加者16人から始まり、国内20カ所、海外12カ国に会は広がっている。

 早紀江さんは地方へ講演に行く…

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