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 菅義偉首相は14日、東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓3カ国の首脳らによるテレビ会議に出席し、温室効果ガスの削減や新型コロナウイルスの感染症対策の支援を強化する方針を表明した。

 日本政府によると、日本が温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする目標を掲げたことを踏まえ、首相は「地球温暖化への対応は一刻の猶予も許されない。アジアの事情に即した現実的で持続可能な脱炭素化、エネルギー転換の取り組みを全面的に支援していく」などと述べた。

 コロナの感染拡大については「人間の安全保障に対する危機」と指摘。「ASEAN感染症対策センター」の設立に向け、「感染症の脅威から守る組織へ育てるべく、継続して後押しする」と語った。このほか、北朝鮮による拉致問題の解決に向け各国の協力を求めた。

 一方で、日本政府が進める「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」への言及はなかったという。(井上昇)