肉・野菜・麺類は増加、パンは減少 コロナで食卓に変化
高木真也
新型コロナウイルスが、食品の消費や価格に大きな変化をもたらしている。
特に大きな影響が出たのは4~6月。緊急事態宣言が出ていた時期と重なる。家庭の「巣ごもり消費」でスパゲティや小麦粉が一時的に品薄になったり、学校給食の停止で牛乳が余りがちとなって政府が消費を呼びかけたりした。
家庭が1カ月に使うお金を品目ごとに調べる総務省「家計調査」によると、野菜や肉など生鮮品への支出は前年より増える傾向だ。4~6月が特に急増し、麺類もカップ麺やスパゲティの買いだめなどで30%近い伸び。「おうちご飯」の定着で、調味料は15%超増えた。一方で、魚介類は肉や野菜より伸びが緩やか。パンは前年比マイナスだ。
外食の機会が減って、和牛や…
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