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 7月の豪雨で大きな被害を受けた熊本県人吉市へ、観光とあわせたボランティア派遣をNPO法人・日本九援隊(福岡県大野城市)が募っている。コロナ禍で制限されていた県境をまたぐボランティアが今月から可能になり、観光の面も含めて被災地を支援する考えだ。

 人吉市社会福祉協議会によると、災害ボランティア募集は被災地での新型コロナ感染拡大を防ぐために熊本県内に限定してきたが、感染状況の落ち着きを踏まえて今月から「九州在住者」に拡大。被災者からは、泥出しや家財の運び出し作業の依頼が、現在も来ているという。

 九援隊も大牟田市など地元福岡県内の被災地支援に当たってきたが、制限緩和を受けて初めて人吉市へのボランティア派遣を決定。22~23日に「Go To ひとよし! 災害復興ボランティアバスツアー」を企画した。

 22日朝にJR大野城駅をバスで出発し、日中は人吉市内でボランティア活動に従事。八代市で一泊する。23日午前はバスで被災地や仮設住宅を訪問し、午後は青井阿蘇神社など人吉市街を散策する。昼食は2日間とも温泉施設で取り、夕方に大野城駅に戻る。

 政府の観光支援策「Go To トラベル」を活用し、西鉄旅行(福岡市)が手配。1泊3食、交通費込みで参加費は1万5千~1万7千円(参加人数次第)。バス内の密集を避けるため定員は15人とする。

 九援隊の肥後孝理事長は「人吉では県外からのボランティアはまだ少ない状態。観光とあわせて気軽に参加していただくことで被災地の支援になれば」と話している。問い合わせは肥後理事長(080・3901・6183)へ。(竹野内崇宏)