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 鹿児島県出水市のツルのねぐらの水から高病原性の鳥インフルエンザ(H5N8亜型)のウイルスが検出された問題で、県は14日、緊急の防疫対策として周辺の13の養鶏農場に立ち入り検査を行った。県庁では畜産の関係者を集めた会議も開き、警戒を呼びかけた。

 県によると、高病原性の鳥インフルのウイルスが県内で確認されるのは2016年以来。

 県が立ち入り検査などを行ったのは、ウイルスの検出地点から半径3キロ内にある養鶏農場で、計約58万6千羽を飼育している。鳥インフルが疑われる異常がないかを確認し、適切な農場管理を改めて指導したという。

 県はまた、検出地点から半径10キロ内で野鳥の監視を強化する。県畜産課の今藤豊重・家畜防疫対策監は「県内にも高病原性のウイルスが侵入していることが判明した。各養鶏農家には野鳥対策、農場に出入りする人、車への消毒を徹底してほしい」と呼びかけた。 一方、出水市は車によるウイルス拡散を防ぐため、14日朝から休遊地に入る道路26カ所に消石灰による消毒帯を設けた。(奥村智司、三沢敦、城戸康秀)

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