【動画】首相の訪問先や面会者を記録する「首相動静」。どうやって取材しているの?詳しく解説します=2017年に制作した解説動画を再編集しました
[PR]

 菅義偉首相は16日、就任2カ月を迎える。就任直後から、閣僚などの政治家だけでなく、有識者や企業経営者らと矢継ぎ早に面会を重ねる様子が目を引いた。就任1カ月間の動向を朝日新聞に掲載された「首相動静」から分析し、その特徴を探った。

 菅首相は就任1カ月間で計650回を超える面会を重ねた。特に際立つのが、全体の約2割を占める民間人や報道関係者との面会だ。計110回超で第2次安倍政権の倍近く、いずれも2000年以降の首相9人の中で最も多い数字だ。

 官房長官時代からのスタイルを変えず、官邸での執務などの合間を縫って朝、昼、晩問わず都内のホテルなどで各界の有識者らと意見交換を重ねる。官邸や公邸以外での面会は全体の約3割を占め、10月11日にはホテルの中国料理店に約3時間滞在し、少なくとも6人の民間人と面会した。

 首相肝いりの政策「菅(すが)案件」が色濃くにじむ面会も多い。9月20日には「日本のインターネットの父」と呼ばれる慶応大の村井純教授と会食。翌21日には不妊治療に詳しい杉山産婦人科の杉山力一医師と懇談した。両氏は首相が旗を振る「デジタル庁」創設や、不妊治療への公的支援拡充と関わりが深い。村井氏はその後、デジタル政策担当の内閣官房参与に就任した。

 面会数が最も多かったのは、北村滋国家安全保障局長で計29回、次いで滝沢裕昭内閣情報官が計26回。ともに警察庁出身だ。3番手は国土交通省出身の和泉洋人首相補佐官で、計21回だった。

 就任1カ月間の、首相動静上の活動時間は1日平均12時間6分。早朝に首相官邸の敷地内を散歩して一日を始め、その後、近くのホテルなどで面会や打ち合わせに入る「朝活型」だ。夜もほぼ連日会食があったが、飲酒はしないためか、いずれも1時間程度でお開きになっている。活動時間は、ホテルの会員制バーなどでの連夜の会合が報じられた麻生太郎氏に次いで2番目の長さだった。

■首相動静、取材の…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。