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 三重県多気町にあるシャープ三重工場で、派遣されて働いていたフィリピン人ら93人が15日付で解雇された。派遣など「非正規」と呼ばれる人や外国人など、雇用環境が不安定な人への新型コロナウイルス不況の影響が深刻化している。

 労働組合「ユニオンみえ」によると、解雇された93人は、三重県松阪市にある下請け企業から派遣され、液晶パネルの生産にあたっていた。「業績悪化」を理由とする解雇通知は10月14日付で、うち76人がフィリピン人。そのうち約60人が労組の加入者という。

 「家族への仕送りもできなくなる」「16年間も働いた。どうして解雇なのか理解できない」

 今月12日、津市内の施設で、フィリピン人労働者が県の雇用対策などの担当者に次々と不安を訴えた。

 ある女性は、日本で働いていた子どももコロナ不況で職を失ったという。「この先、仕事が見つかる保証はない。アパートや食べ物のお金も払えるか不安。(フィリピンには)高校生の子もいる。一日中そんなことばかり考えています」

 一斉解雇の動きを知った同組合が、県の支援を求めて協議を要請。解雇の当事者も約30人が出席した。

 「次の仕事のあても、蓄えもない。放置すれば直ちに困窮してしまう」。組合は、県に対して企業側への働きかけや公営住宅の提供を求めた。県側は「既存の窓口で個々の事情に応じた相談をさせていただきたい」と述べるにとどめた。

 組合によると、解雇されたフィ…

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