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 福島銀行は16日から、県内3店舗で午前は窓口業務、午後は訪問活動に専念する形態を導入する。同行によると、地銀では全国初の試みという。人口減少や高齢化などに加え、コロナ禍で来店客が減少したことを受け、思い切った巻き返し策に打って出た。

 新たな形態を導入するのは、岡部店(福島市)、富田店(郡山市)、矢祭店(矢祭町)。4、5人の行員が午前中は窓口業務に従事し、午後は店を閉めて個人の顧客を中心とした訪問活動に専念する。3店舗では10年前より来店客が4割減ったという。

 同行全体でも、コロナ禍で来店を敬遠する顧客もいるといい、「待ちの姿勢から積極的に訪問する体制」を鮮明にする。この形態をさらに数店舗増やす計画という。加藤容啓社長は記者会見で「(顧客の)訪問への抵抗感がなくなってきている」と述べた。

 9月中間決算では、コロナ関係引当金を含めた不良債権処理費用に3億7600万円を計上するなど、経常損益は22億4千万円の赤字だった。(関根慎一)