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 愛知県豊田市内に鉄道が開業し、今の豊田市駅(当時・挙母(ころも)駅)が開業して100年になったのに合わせ、企画展「開業100年 三河線挙母駅」が豊田市喜多町4丁目の「市近代の産業とくらし発見館」で開かれている。豊田市駅の移り変わりを撮影した写真など、100点を超える資料が展示されている。来年3月7日まで。

 豊田市に初の鉄道となる三河鉄道(現・名鉄三河線)の路線が通ったのは1920(大正9)年7月で、今の三河知立駅(知立市)と土橋駅(豊田市)間で開業。その後、路線は北東に延び、同年11月1日に挙母駅が開設された。

 三河鉄道の路線は戦前、「生産用設備や資材の輸送が可能になる」として、当時の挙母町にトヨタ自動車の工場が立地される決め手の一つになった。挙母駅は市名が挙母市から豊田市に変更されたのに伴い、59年10月に今の駅名になった。

 企画展では開業当時の駅の様子や61年7月に店舗なども入った駅ビルが完成したことなどをパネルを使って紹介。挙母駅の敷地を地元で買収したことが分かる100年前の集金簿や、大正時代に開かれた三河鉄道の株主総会の書類などもある。また、昭和60年代の三河線車内や、2004年で営業を終えた猿投―西中金間の廃線直前の映像も流されている。

 担当した小西恭子学芸員は「展示で歴史を知ってもらい、実際に乗車するきっかけにしてもらえれば」と話している。

 入館無料で、午前9時~午後5時。月曜休館だが、祝日は開館する。(小山裕一)

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