[PR]

 北アルプスの玄関口、上高地(長野県松本市)で15日、今季の観光シーズンを締めくくる閉山式が行われた。今年は新型コロナウイルスの影響で閉山式は規模を縮小して実施。地元の宿泊施設経営者や環境省などの関係者らが出席し、上高地の安全や来季の繁栄を祈った。16日から来年4月中旬まで、県道上高地公園線は冬季閉鎖となる。

 閉山式は、観光名所の河童(かっぱ)橋のたもとで行われた。上高地のホテルや旅館などでつくる上高地観光旅館組合の小林清二組合長(66)は「今年は新型コロナウイルスや群発地震などの影響で観光客が激減した。来年はオリンピックイヤーでもあり、新型コロナのワクチンが完成して、みんなで盛り上げられることを期待したい」と話した。

 今季の上高地は、新型コロナウイルスだけでなく、4月から7月にかけての群発地震、6、7月の豪雨被害、8月のクマによる人身事故などの災いが相次いだ。このため、観光客や登山者が大幅に減少。松本市によると、今年4~10月に上高地を訪れた観光客や登山者は、37万7300人(前年比79万3700人減)となった。また、外国人宿泊者数は昨年1万3526人だったが、今年は187人と激減した。(近藤幸夫)

関連ニュース