野口聡一飛行士らを乗せた新型宇宙船「クルードラゴン」を開発したのは、米宇宙企業「スペースX」。2002年に創業したばかりだが、国際宇宙ステーション(ISS)への飛行士の往復で米航空宇宙局(NASA)から大きな契約を勝ち取り、初の再利用ロケットも実用化するなど、世界の宇宙開発の台風の目になった。驚異的な開発力の秘密は何なのか。
メキシコ湾に近いテキサス州のボカ・チカビーチ。吹きさらしの倉庫の横で、魔法瓶のような銀色の巨体が組み立てられていた。スペースXが開発している次世代の大型宇宙船「スターシップ」の試験機だ。
昨夏、現場を訪ねると、リフトに乗った作業員が、朝日に照らされるステンレスの外装やエンジンをチェックしていた。潮風も砂もお構いなし。1週間後には、新型エンジンを搭載して初の浮上試験に成功した。その後の試験で爆発や破裂を4回ほど繰り返したが、今年8月に高度150メートルの飛行に成功。来年には宇宙まで試験飛行させる計画という。
野口さんが乗ったクルードラゴ…
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