奥寺淳 ロンドン=下司佳代子 合田禄
香港立法会(議会、定数70)の民主派議員15人が12日、一斉に辞職届を提出した。中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会の決定で、愛国的でないとみなした議員の資格を剝奪(はくだつ)できる仕組みが生まれたことに抗議するためだ。ただ、この先、市民の声をどのように政府や議会に届けるのか。戦略は見えず、市民の賛否も分かれている。
「民意によって選ばれた議員の進退が、行政長官の一存で決められるようになった。総辞職して、抗議の声を世界や香港の市民に届けたい」
民主党の胡志偉主席は12日、民主派が一斉辞職を決めた理由を説明した。
事務手続きなどがあるため全員の辞職が確定するのは12月になる見込みだが、立法会は親中派41、民主派寄りの中道勢力が2、欠員が27というほぼ親中派一色の構成となる。
12日も立法会が開かれたが、民主派議員が欠席したまま審議が進められた。
中国政府の香港マカオ事務弁公…
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朝日新聞国際報道部