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 エジプト・カイロ近郊のサッカラ遺跡で2500年ほど前に埋葬された木棺が大量に見つかり、14日に一部が報道陣に公開された。古代エジプトの末期王朝からプトレマイオス朝にかけてのものだが、保存状態は良く、観光・考古省は「エジプトで今年最大の発見だ」としている。

 見つかったのは、世界最古の「階段ピラミッド」に近い丘陵地帯。エジプトの発掘チームが2017年から進めている調査で深さ10~12メートルの穴が三つ見つかり、その中に100基以上の木棺が収められていた。

 10月にも同じ穴から59基の木棺が見つかったと発表されたばかり。アナニ観光・考古相は「サッカラ遺跡の発掘は1%しか進んでいない。今後も作業を続ける」と話した。

 記者会見場では、木棺のひとつが報道陣の前で開けられた。全身が布などで覆われ、顔の部分が金色に塗られたミイラが姿を見せた。専門家がエックス線装置で調べたところ、「40~45歳の男性」とみられることが分かった。(サッカラ=北川学)