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 英国のジョンソン首相は、最側近で「影の首相」「英国のラスプーチン」などと呼ばれたドミニク・カミングズ首席特別顧問を事実上、更迭した。2016年の国民投票で英国を欧州連合(EU)離脱に導いた立役者だが、対立や分断を生む政治手法に政権内で不満が高まっていた。

 英メディアによると、13日、ジョンソン氏が辞職を求め、応じたという。12月半ばまで雇用関係は続くが出勤はせず、事実上、13日付での解任とみられる。官邸人事をめぐる対立が引き金となった模様で、英紙タイムズは「強硬離脱派が権力を独占した一時代が終わった」と報じた。

 カミングズ氏は16年の国民投票で「主権を取り戻す」との標語を考案し、ジョンソン氏と共に離脱派を勝利に導いた。昨年7月にジョンソン氏が首相になると首席特別顧問に就任。年末の総選挙では「離脱をやり遂げる」という標語で大勝。サッチャー政権以来という安定多数を獲得し、メイ前政権の下で迷走したEU離脱を今年1月に達成した。

 その手腕の一方、強硬離脱に反…

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