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 米流通大手ウォルマートは16日、傘下のスーパー大手、西友の株式計85%を米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)と楽天に売却すると発表した。KKRが65%、楽天が子会社を通じて20%を取得する。ウォルマートは15%の保有を続け、3社で西友のデジタル化を加速させるとしている。

 楽天は来年1月、実店舗を持つ小売業のデジタル化を進める新会社「楽天DXソリューション」を設立し、この子会社を通じて西友に出資する。KKRと楽天の取得総額は非公表。

 西友は、KKRと楽天からの出資受け入れで、アプリを使う買い物や新たなキャッシュレス決済の導入を進め、オンラインと実店舗の融合を加速させるとしている。西友と楽天は、2018年に提携して「楽天西友ネットスーパー」の運営を開始。コロナ禍の影響で、利用が急増している。

 全国にスーパー約300店を展開する西友は、02年にウォルマートと包括提携し、08年に完全子会社となった。ただ、業績低迷が続き、18年にはウォルマートが西友を売却する方針との報道も出ていた。(中島嘉克)