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 新型コロナウイルス禍で職を失い、苦境に追い込まれているベトナム人技能実習生たち。どんな人が来日し、日本でどんな状況にあるのか。ベトナム語が堪能で、日本のベトナム人コミュニティーにも詳しい神戸大の斉藤善久准教授(アジア労働法)に聞いた。

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 7年ほど前から、ベトナム人のSNSコミュニティーなどの中で相談を受け、困っているベトナム人の支援をしてきた。ベトナムでも技能実習生の送り出し機関で日本語講師として働きながら実態を調べるなど、長期間調査してきた。

 多くの技能実習生は、家族を助けたり事業を始めたりするため、日本で稼ぐことを夢見てやってくる。日本語は難しい上に世界では通用せず、日本に永住もさせてもらえない。それでも来日するのは、安全なイメージがあり、きちんとした実習先で数年働けば、帰国して家を建てられる人もいるからだ。だが、中にはひどい扱いをされて苦しむ人も多い。

 コロナで失職した実習生は多いが、犯罪集団に入る人が多いわけではない。だが、失職して居場所をなくし、やむを得ず怪しげなグループに身を寄せる例はあるのではないか。ベトナム人コミュニティーの高利貸に金を借り、返せないならと使われる例もある。素人で捨て駒として使われるから捕まってしまう。

 警察庁によると、2019年の外国人検挙件数の国別割合は、ベトナム人が35%で最も高かった。来日する人が増えているから、ある意味当然だ。検挙されたベトナム人技能実習生について、違反法令別にみると、出入国管理法違反の不法残留が最も多い。

 偽造在留カード所持などの検挙人数は、5年間で約8・7倍に増加した。在留カードを偽造するのは、失踪した後も穏便に働くためだ。違法なオーバーステイ(超過滞在)ではあるが、目立たないように静かに働いているだけだ。

 中には盗品などをベトナムに送…

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