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 サイバー犯罪グループによる攻撃でゲーム大手カプコン(大阪市)の内部情報が流出したとされる問題で、同社は16日、「ランサムウェア(身代金ウイルス)による不正アクセス攻撃を受け、個人情報の流出が発生した」と発表した。顧客や採用応募者の氏名や住所、電話番号、生年月日、顔写真など最大約35万件の個人情報が流出した可能性があるという。

 カプコンの発表によると、流出した可能性がある情報には、国内の家庭用ゲームのサポート対応に関する情報約13万4千件、採用応募者情報約12万5千件、株主名簿の情報約4万件、退職者や家族の情報約2万8千件、北米のカプコン・ストアの会員情報約1万4千件などが含まれるという。

 販売リポートや財務情報などの流出も確認された。さらに人事情報や営業資料、開発資料なども流出した可能性があるという。クレジットカード情報は外部に委託しているため、流出はないという。

 カプコンは4日に外部からの不正アクセスによるシステム障害が原因で、社内ネットワークを一時停止させたと公表。9日には「RAGNAR LOCKER(ラグナロッカー)」と名乗るサイバー犯罪グループがカプコンへの攻撃が成功したとする犯行声明をネット上で公開。11日にはカプコンから盗んだものだと主張するファイルを公開したが、カプコンは「調査中」として、事実関係を明かしていなかった。(森田岳穂、栗林史子