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 16日に首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で、自民の二階俊博幹事長の冒頭発言が初めて報道陣に公開された。これまでは首相と公明党代表の発言までで記者団は退出を求められていたが、前回の会議で二階氏が疑問視。菅政権で存在感を強める二階氏の意向を受け、さっそく今回から変更された。

 同会議は、政府と与党が政策課題などを意見交換する場。この日は、菅義偉首相と公明の山口那津男代表の冒頭発言に続き、二階氏の発言も公開された。温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする政府目標を後押しするため党本部に推進本部を設置したことを報告。「党一丸となってこの課題に取り組み、政府の対応をしっかり支えたい」と強調した。

 会議の進行はこの日から変更された。政府関係者によると、10月にあった菅政権初の同会議で、菅首相と山口氏の冒頭あいさつが終わり、記者団が会場から退出すると、二階氏は「どうなっているんだ」と指摘。自民側の公の発言機会がないことへの不満を表したもので、進行について加藤勝信官房長官らで見直しを検討することになった。

 二階氏は16日の会議終了後の記者会見で、冒頭発言が公開されたことへの感想を問われ「自民党の幹事長の発言もそれぞれ意味があることですから公開は当たり前のこと。特別にいま感想を述べるほどでもない」と語った。一方、「そんなことがなされていなかったことがおかしい」とこれまでの進行への不満も口にした。(野平悠一)