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 「日本の商習慣としてのハンコ文化が大きな曲がり角を迎えている」。ネーム印で知られるシヤチハタ(名古屋市)の創業家出身の舟橋正剛社長は、コロナ禍で急速に進んだ「脱ハンコ」の流れに危機感を抱く。一方でデジタル時代を見据えて仕込んできたサービスを拡充し、逆風を押し返そうとしている。DX(デジタルトランスフォーメーション)はピンチか勝機か――。老舗が正念場を迎えている。

脱ハンコのニーズにこたえ

 同社は16日、2017年から展開する電子印鑑サービス「パソコン決裁クラウド」の新版を発表した。このサービスは、パソコンやスマホ、タブレット端末から稟議(りんぎ)書や見積書に電子印鑑を押し、ネット上で文書を回覧できる。社内の書類や契約書類などのために出社を強いられる「ハンコ出社」から解放し、在宅勤務に役立ててもらおうと、今年の3~6月にサービスを無料開放したところ、ユーザーは3月末の1万5千件から6月末時点で27万件に急増した。

 そこで今月24日からは本人確認などの安全性を強化した「シヤチハタ クラウド ビジネス」に一新し、企業の契約書などにも広く使ってもらおうとしている。料金は一つの印鑑あたり毎月300円(標準版は100円)。

 冒頭の発言は、16日の会見で…

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