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 静岡県島田市立川根中学校で16日、地元に伝わる笹間神楽の公演があった。2、3年生の21人が参加。笛と太鼓の演奏に合わせ、新型コロナウイルスの収束を願って舞った。

 笹間神楽は同市の笹間地区に伝わる駿河神楽の一つ。第2次世界大戦で一時廃れたものを青年団が再興し、1977年からは笹間中学校の生徒が伝承してきた。生徒数の減少で笹間中が廃校になり、統合先の川根中が14年前に引き継いだ。

 この日は神社を清める「順の舞」、悪霊退散を願う「太刀の舞」、豊漁や五穀豊穣(ほうじょう)を願う「恵比寿・大国の舞」が披露された。新型コロナウイルスの影響で地元の芸能祭が中止になる中、生徒らは6月から練習を重ねてきた。

 順の舞を踊った3年の小野島愛さんは「神楽がなくなりかけている今、私たち若い世代が継承しなければとがんばった」。川根温泉を訪れ、立ち寄ったという焼津市の高橋康男さん(72)は「こんな本格的な神楽が見られるとは。厄を落とせた気分です」と話した。(阿久沢悦子)

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