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 冬の風物詩「気嵐(けあらし)」の撮影講座が16日早朝、宮城県気仙沼市の気仙沼漁港で開かれた。この日は気温が高く、気嵐は発生しなかったものの、集まった約20人の写真愛好家らは地元在住のプロのカメラマンの解説に熱心に聴き入っていた。

 気嵐は、海水より大気の方が冷たいときに、海水面の水蒸気が陸上からの冷たい空気で冷やされて発生する霧のことで、気仙沼湾ではこの時期、時折見ることが出来る。

 気仙沼漁港からカメラを構えると、日の出の逆光に照らされてオレンジ色に染まった湾内を、気嵐をかき分けて船が行き交う幻想的な光景が撮れる。ただ毎日必ず出るとはいえず、見極めが難しい。

 このため、気仙沼観光コンベンション協会が講座を企画し、気嵐の撮影経験が豊富なかとうまさゆきさん(68)が講師を務めた。

 かとうさんは、例年10月中旬から翌年2月ごろまで見られると言い、「放射冷却の朝の日の出20分後が狙い目」と説明。「様々な種類の船と絡めて撮れる珍しいスポットなので、ぜひチャレンジを」と話した。

 協会などは気嵐を新たな観光資源としてPRしようと、インスタグラムでの投稿を呼びかけているほか、撮影ポイントの地図も制作中。月内にウェブサイトなどで公表する予定だ。(星乃勇介)

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