給食甲子園ベスト12 川場村学校給食センター 群馬

遠藤雄二
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 学校給食日本一を選ぶ第15回全国学校給食甲子園(主催・NPO法人21世紀構想研究会)で、群馬県の川場村学校給食センターが最終選考に進んだ。例年、残ったベスト12の施設は東京都内の会場で実際に調理して審査を受けるが、コロナ禍の今年は書類審査だけで最優秀賞などの各賞が決まる。

 村立川場小と川場中の児童、生徒らに約300人分の給食を調理している同センターが最終選考に残るのは2017年以来2度目。

 大会のテーマは「地場産物を活かした我が校の自慢の料理」で、今回は1412件の応募があった。同センターが応募した献立は、川場村産のコシヒカリ「雪ほたか」のご飯、県産豚のレバーと大豆の揚げ煮、地元の野菜などを使い塩分を抑えた「よかっぺ汁」など。

 ベスト12の選定で、「豊富な地場産食材をいろどり美しく生かしている。具だくさんのよかっぺ汁は歯ごたえなどの面でも工夫されている」と評価された。

 献立を作った栄養教諭の遠藤まみさん(36)は「常日頃、給食で出している献立が評価されてうれしい。子どもたちの食べる意欲につながると思う」と話した。最終選考の結果は12月5日に発表される予定。(遠藤雄二)

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