大学生がネット通販に挑戦 地元のお茶屋とコラボ 東京

山浦正敬
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 聖心女子大学東京都渋谷区)の職業社会学ゼミ生11人が、地元のお茶専門店と協働で、コラボ商品のオンライン販売に取り組んでいる。昨秋は先輩たちが学園祭の模擬店で販売したが、今年はコロナ禍で学園祭がオンラインとなったため、ネット空間に飛び込んだ。販売サイトや決済システムづくりなどすべてがゼロからの挑戦だった。

 ゼミは「働く」を体験するため、地元商店街の店と連携している。昨年からコラボするのは「椿宗善(つばきそうぜん)広尾店」で、日本茶や紅茶、中国茶などをベースに、カラフルな包装で売る。経営する長田佳子さん(43)は「もっと若者にも飲んでもらうきっかけになればいいかな」と受け入れた。

 企画の中心となったゼミ生はともに3年の鈴木ももさん(20)と森田真古(まこ)さん(20)。大学は前期、すべてオンライン授業だったので、ゼミ生も互いに顔を合わせないままネットを通じて企画を検討した。商品選びもサンプルをそれぞれ配送し、LINEなどで評価を集めた。長田さんの助言も採り入れた。

 コラボ商品は、若者を意識して煎茶をティーバッグに小分けしたうえで、花柄デザインの袋に入れた「聖心茶」と、紅茶、白桃ウーロン茶で、10月中旬の学園祭期間中から専用サイト(https://otsukizemi.thebase.in/別ウインドウで開きます)で販売する。その後、店の棚にも並び、ゼミ生の友人や家族、先輩を中心に売れているという。

 鈴木さんと森田さんは「コロナ禍の制約があったが、むしろいつも以上の体験ができた」と前向きにとらえる。ただ、ネットで商品を売る難しさも実感し、より多くの若者らに届けるのが課題という。

 「ネットの中で、商品を見つけてもらうのは本当に大変ですね」(山浦正敬)