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 コロナ危機からの回復度合いが注目された7~9月期の国内総生産(GDP)は、事前の民間予想を上回り、記録的なプラス成長となった。経済活動の再開で消費や輸出の「挽回(ばんかい)」が広がった。ただ、直前の急落から自律反発した面が強く、この先は回復に急ブレーキがかかる見込み。国内外の感染再拡大も不安材料で、景気下支えを政府に求める声が強まりそうだ。

 11月13日の正午過ぎ、東京都豊島区にある回転ずしチェーン「くら寿司」の店は、家族連れなどでほぼ満席だった。盛況の理由は、10月に政府が始めた消費喚起策「Go To イート」だ。ネット予約すると後で使えるポイントがもらえ、この日が5回目という40代男性は「子どもが4人いるので、家計が助かる」。くら寿司のほとんどの店では、2週間先まで日中も夜も予約でいっぱいという。

 ただ、夏までは苦戦が続いていた。緊急事態宣言が出た4~5月に客足は前年の半分前後に急落。夏場に回復したが、それでも8~9割台にとどまった。広報担当者は「Go Toの恩恵はあったが、予想より早く終わることになり、客数は減るだろう」と話す。

外需の押し上げ効果は「よくてもゼロ」

 「戦後最悪」の急落から一転し、高い伸びとなった7~9月期のGDP。牽引(けんいん)役となったのは全体の半分以上を占める個人消費だ。

 緊急事態宣言が解除されると、…

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