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 佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイ配備計画をめぐり、空港周辺の自治会長らが16日、福岡市の防衛省九州防衛局を訪れた。広瀬律子局長に住民説明会の開催を要望するため、事前に調整したうえでの面会だったが、防衛局は「局長は急な所用で不在」とし、広瀬局長は会わなかった。

 訪問したのは、空港が所在する南川副自治会長会の中溝隆久会長(76)ら。防衛局は地方調整課の石井哲也課長らが応対し、冒頭以外を非公開とした。

 自治会長らは、防衛局が漁業者への説明を優先し、「地域住民をないがしろにしている」として、広瀬局長が出席した地域住民対象の説明会開催を求める要望書を提出した。

 面会後、報道陣の取材に応じた自治会長らによると、防衛局は、漁業者への説明後に住民説明会を開くが、日程は分からないとの説明を繰り返したという。

 防衛省は、空港西側の土地を買収して新駐屯地を建設したいため、今回は広瀬局長が住民と直接話して、理解を求めることができる機会でもあった。しかし当日になって会わないことが分かり、中溝会長は「約束があったから調整して来た。一言で言えば残念。軽く見られている感じがした」と話した。

 住民説明会をめぐっては、自治会長らは8月、山口祥義知事宛てに同様の要望書を提出。しかし山口知事も漁協との協議が先で、住民への説明は後とした。(宮野拓也)

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