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【答える人】山田昌和さん 杏林大眼科教授(東京都三鷹市)

 50代女性。ドライアイと診断され、処方薬、市販薬ともに複数種の点眼薬を使いましたが目にかゆみが出ました。合わない薬を判別する方法はありますか。今後どうすればよいでしょう。角膜は傷ついておらず、ドライアイでも軽いものだと言われました。(東京都・O)

 Q ドライアイとは。

 A 涙の量が減ったり涙の成分の質が悪くなったりして、目の表面の角膜が傷つき起こる病気です。目の疲れや乾き、異物感などが代表的な症状です。ものがかすむなど、見え方が悪くなって眼精疲労の原因になることもあります。

 高齢化が進んだほか、コンタクトレンズやパソコン、スマートフォンの利用が広まるにつれて目が乾きやすい環境がより生じやすくなったとみられます。ドライアイの患者も増えていると考えられています。

 Q 軽症だとどんな症状が出ますか。

 A 角膜に傷がついていないドライアイは「軽症」とみなされてきました。しかし近年では、傷がついているドライアイと同じくらい強い自覚症状が出る場合があることもわかってきています。傷の有無にかかわらず、自覚症状がある点から、辛い状態であることに変わりはありません。

 Q 治療薬は。

 A 涙は油層と水分やムチンという粘液の成分でできた液層に分かれています。20年ほど前に角膜の傷の修復を促すヒアルロン酸点眼液が登場して薬による治療が進みました。その後もムチンや水分の分泌を促す薬が開発されました。今年になって、ヒアルロン酸点眼液は市販薬としても認可され、販売されています。

 Q 薬でかゆみなどの症状が出ることもあるのですか。

 A 確かに、薬に入っている添加物によって、かゆみなどの副作用が出ることがあります。事前に自分に合った薬かどうかをテストすることは難しいので、医師と相談しながら治療をすすめることが最善の策だと思います。

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