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 月経や更年期障害、性生活といった女性の体の悩みを技術で解決しようという「フェムテック(Femtech)」関連市場が拡大傾向だ。

 フェムテックは女性(Female)と技術(Technology)を合わせた造語。米調査会社ピッチブックによると、世界のフェムテック市場への投資額は2017年が3.5億ドル(1ドル=104円で計算すると368億円)で、08年の15倍超に増えた。米調査会社フロスト&サリバンの試算では、フェムテックの市場規模は25年に500億ドル(約5.2兆円)に膨らむ見通しだ。女性の収入増や、女性が男性よりも健康関連の支出が多いことなどを理由に成長が期待されるという。

 日本でもネット通販(EC)サイトが登場。今年4月にオープンしたECサイト「フェルマータ」(https://hellofermata.com/別ウインドウで開きます)では、体内で経血を受け止める月経カップや女性向けアダルトグッズなど、海外のものも含めて36種類をそろえる。月間売上高は半年間で約20倍になったという。運営会社代表の中村寛子さんは「女性の健康問題はいまだにタブー視される傾向で話しづらいことが多い。世界のたくさんのフェムテック商品をわくわくしながら見てもらえれば」と話す。

 ECサイト「ランドリーボックス」(https://laundrybox.jp/別ウインドウで開きます)にも、吸収型ショーツや性交痛を減らすグッズなどが並ぶ。なじみの薄い商品も多く、使用体験や感想をつづった記事も掲載している。大丸梅田店(大阪市)の5階には昨年11月、生理をはじめとした女性の体や健康に関する商品エリア「ミチカケ」ができた。百貨店で初めての常設店舗となる女性向けアダルトグッズ販売の「iroha(イロハ)」など17ブランドが入る。

 海外ではフェムテック関連企業が多額の資金を調達する例も相次ぐ。市場が広がれば、女性の日常がさらに快適になるかもしれない。(栗林史子

 メモ 「Period.(ピリオド)」はナプキンなどの生理用品がいらず、洗って何度も使える生理用吸水ショーツ(パンツ)のブランド。多層構造で最大20~30mlの吸水が可能。ボクサータイプ=写真=は税抜き6500円、ほかのタイプは同4千円から。(知っとこ!DATA)