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 千葉県印西市の会社員小野理奈さん(32)が行方不明になった事件は発生から約8カ月後、遺体が見つからないまま、県警は、死体遺棄容疑で別居中の夫の小野陽(あきら)容疑者(47)を再逮捕した。容疑を裏付ける直接証拠がない中、容疑者は逮捕前の説明から一転して容疑を否認。「遺体なき死体遺棄事件」の立証のハードルは高そうだ。

 遺体が見つかり次第、即逮捕――。当初、県警の見立てはこうだった。

 県警によると、印西市内の実家で暮らしていた理奈さんは3月6日夕、成田市内の勤務先を出た後、行方不明になった。同9日、父親が印西署に行方不明者届を提出。県警は、理奈さんが使っていた車を成田市内の公園の駐車場で発見し、車内に血液が付着していたことから、「事件に巻き込まれた可能性もある」(県警幹部)と判断して本格的に捜査を開始した。

 夫婦は子どもの親権をめぐって係争中だったことも判明。茨城県つくば市の容疑者宅からは、行方不明になった時に理奈さんが持っていたバッグや髪飾りなども見つかり、本人の血液を確認した。また、逮捕前の説明に基づき、理奈さんの勤務先付近から理奈さんの携帯電話も見つかった。

 捜査関係者によると、容疑者は逮捕前の任意の事情聴取に、理奈さんが行方不明になった前後の行動を説明。1月に購入した理奈さん名義の車で本人の勤務先付近に行き、会社から出てきたところを車に乗せ、自らの車に乗せかえて遺体を茨城県の海岸まで運んだ旨を話したという。「砂浜のくぼみに遺体を置き、流木をのせた」とも話したことから、県警は鹿島灘の砂浜、南北約15・6キロを2カ月以上捜索したが、発見には至らなかった。

 県警は10月、車の購入時に妻…

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