取る前に謝罪、戻ると始末書…「男性育休は迷惑」の現実

有料会員記事父親のモヤモヤ

中井なつみ、高橋健次郎
[PR]

 この秋、1年の育児休業を終えて職場復帰した男性を待っていたのは、上司が用意した「始末書」だった――。妻の出産直後の「男性産休」制度創設など、男性の育休を推進する議論を政府が進める一方で、一部の現場では、いまだ歓迎されず、会社人生の大きなリスクとさえなる現実があるといいます。

 「後悔はしていない。でも育休を取ったことで、人生の歯車が狂ってしまった」

 中部地方に住む会社員の40代男性は、この秋まで1年間の育児休業取得をこう振り返る。

 妻の妊娠が分かったのは昨年の春。個人事業主で顧客もいる妻のキャリアを考え、産後の育児を自分が主体で担おうと決めた。

 勤め先は、従業員50人未満。ほとんどが男性社員で、男性の育休は前例がないとは聞いていた。だが、仕事と家庭の両立ができる企業という政府の表彰も受けていて、淡い期待もあった。

 しかし、人事担当部長との面…

この記事は有料会員記事です。残り2575文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【7/11〆切】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら

父親のモヤモヤ

父親のモヤモヤ

子育て当事者の男性記者が「モヤモヤ」に専門家と向き合いました。[記事一覧へ]