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 8年前の夜、営業マンだった山田千紘さん(29)は事故で電車にひかれ、手足3本を失った。生きる希望が見えず、死ぬことばかり考えていた日々。今、笑顔で体験を語る山田さんを変えたのは、自殺しようとした時に携帯にかかってきた1本の電話だった。

飲み会帰りに記憶なくし

 事故は2012年7月、20歳の時に起きた。大学中退後、ケーブルテレビ局に就職したばかりで、成績も優秀だった。その日、会社の飲み会で終電近くまで先輩に付き合い、東京都内の自宅にむかった。その後の記憶はない。

 後に警察などから聞いた話では、帰宅途中に電車で寝過ごし、終着駅で戻りの電車に乗ろうとして、ホームから線路に転落。そこに電車が突っ込んだという。

 意識が戻ったのは10日後、病院のベッドの上だった。夢の中にいるような気分で、利き手の右手で目をこすろうとしたら、感覚はあるのに手がない。すぐにでも走り出せそうな感覚があるのに、両足がない。ベッドから立ち上がろうとして落ち、激痛が走った。現実を突きつけられ、「人生は終わった」。

 夜は眠れず、病室から窓を見つ…

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