「努力を」→「楽しもう」 宇津木監督の思考変えた1冊

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井上翔太
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 約9カ月ぶりとなる女子ソフトボール日本代表候補の合宿が、17日から行われている。集合日だった16日、宇津木麗華監督は選手たちに、こう呼びかけたという。「仲良く、楽しく、ソフトボールをしよう」。そこには、ある1冊の本の影響があった。

「来てくれて、ありがとう」

 「集合したときに皆さんの元気な顔を見て、『来てくれてありがとう』と思えた。監督として、幸せなことです。昨年の今頃は、色んな緊張感があって、『もっともっと努力しましょう』と言っていたけど」

 17日の取材で、宇津木監督は率直に語った。

 約1年前。沖縄県読谷村で行われていた合宿は、確かに緊張感があった。

 選手たちは東京オリンピック(五輪)に出場する15人の選考が迫り、金メダル獲得に向けて宇津木監督の打撃指導も白熱。今年1月に海外合宿へ出発する前は「やるしかないという気持ち。選手も、持っているものを全力で出してほしい」と意気込んでいた。

 だが3月、五輪の1年延期が決まった。「(2016年の就任後)4年間の準備を、一瞬で無くした気分だった」。打ちひしがれる中、1冊の本を読んだ。

 「人間の分際(ぶんざい)」…

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