カプコン脅迫、さらにファイルを公開 揺さぶり狙いか
編集委員・須藤龍也
サイバー犯罪グループの脅迫を受け、ゲーム大手カプコン(大阪市)の内部情報が流出した問題で、犯罪グループのウェブサイトに17日朝、新たなファイルが公開された。
「ラグナロッカー」を名乗るグループが新たに公開したのは、容量約1・4ギガバイトのファイル一つ。グループはこれまで、カプコンから盗んだデータだとする60ギガバイト超のファイルを公開。犯行声明では、その約17倍にあたる1テラバイトのデータを盗んだと主張していた。
グループはカプコン社内のサーバーにランサムウェア(身代金ウイルス)を仕掛けて社内情報を暗号化。盗んだ情報を公開すると脅す「二重脅迫」の手口で、交渉に応じるよう要求していた。カプコンは16日、最大約35万件の社外の個人情報や業務に関する機密情報などが流出した可能性があると公表した。
サイバー犯罪に詳しい立命館…