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 暴力団事務所に送られた特殊詐欺の被害金約240万円を受け取ったとして、警視庁は17日、指定暴力団山口組の中核組織「弘道会」の組員ら6人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)容疑で逮捕し、発表した。これまでに被害者から現金を受け取る「受け子」やそのリクルーター、現金の回収役として傘下組員ら18人を逮捕しており、このうち一部の人物が現金を送ったとみて調べている。

 逮捕されたのは、弘道会組員の三木一郎容疑者(59)=神戸市中央区神仙寺通4丁目=ら男6人。

 組織犯罪対策4課によると、6人は2018年7~12月、神戸市中央区の弘道会事務所で9回にわたり、現金書留で送られてきた計約240万円を特殊詐欺の被害金と知りながら受け取った疑いがある。容疑を否認したり、保留したりしているという。

 警視庁はこれまでに弘道会の傘下組織の組員8人を含む18人を逮捕。全国で約20件、計約2800万円の被害を裏付けていた。こうした人物の供述から、被害金の1割が弘道会に送られた疑いがあることが判明したという。同庁は、弘道会が組織ぐるみで関わっていたとみて、幹部の関与の有無を調べている。