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 野良猫を増やさないようにしようと、和歌山県橋本市は17日、特定の飼い主はいないが、地域住民にエサやりやトイレを管理されている「地域猫」の不妊・去勢手術をした。その目印として耳の先を桜の花びらのようにカットし、「さくらねこ」として再び公園など一定の場所に戻され、地域の人たちに見守られながら暮らすという。

 市内ではエサやりなどが原因で野良猫が増えたため、ふんや尿の臭い、発情期の鳴き声で市に苦情が昨年で約300件寄せられた。市は、3年前から公益財団法人どうぶつ基金(兵庫県芦屋市)を活用し、さくらねこを増やしているが、新型コロナウイルスの影響で手術を無料でする大阪市内の協力病院が受け入れを自粛。手術が追いつかなくなった。

 このため、市は同基金に獣医師の派遣を依頼し、地元で手術をすることにした。この日、おりを仕掛けて捕獲された猫50匹以上が市環境美化センターに持ち込まれ、県外の獣医師2人が手術した。「はしもとさくら猫の会和歌にゃんず」副代表の土井裕美子さんは「まずは手術をして繁殖を抑えながら、地域の理解も得ていきたい」と話している。(高田純一)

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