【動画】昼と夜で一変 明智光秀の菩提寺・西教寺の紅葉とライトアップ=新谷千布美撮影
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 総門をくぐると、赤く色づいたモミジのトンネルが出迎えてくれる。戦国武将・明智光秀の菩提(ぼだい)寺として知られる西教寺(大津市坂本5丁目)。しかし、夜に再び訪れると雰囲気は一変した。七色に変わる照明が幻想的に木々を彩っていた。

 ライトアップはびわ湖大津観光協会が企画。NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の公開に合わせ、例年より充実させた。光と影の演出で、参道の先にある門や本堂(重要文化財)には光秀の桔梗(ききょう)紋やかぶとも浮かび上がる。

 寺は天台真盛宗の総本山。戒律を守る質素な生活と、絶えず念仏を唱えることを教えとする。比叡山焼き打ちでも被害を受けたが、坂本城の主となった光秀はまずこの寺の復興に力を入れた。本能寺の変を経て豊臣秀吉との戦いに敗れた後は、光秀の妻の父が光秀と一族の墓を建て、その前で自刃したという。

 西教寺主事補の前阪良樹さん(51)は「光秀はなぜストイックな教えの西教寺に思い入れがあったのか。ぜひモミジのトンネルを抜けてお参りしていただき、想像していただければ」と話した。(新谷千布美)

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〈西教寺〉JR比叡山坂本駅から徒歩30分。日中の拝観料は大人500円。問い合わせは西教寺(077・578・0013)。夜間ライトアップ(午後5時から午後8時半)は12月6日まで、無料。問い合わせは観光協会(077・528・2772)。