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 京都府内各地で紅葉が見頃を迎えている。名所の多くが11月下旬まで楽しめ、今週末の3連休は見物客でにぎわいそうだ。

 民間気象情報会社ウェザーニューズによると、京都府北部は11月中旬から紅葉が見頃で、南部や京都市中心部は中下旬にかけてピークを迎える。ほぼ平年並みだが、上旬の強い寒気が影響し、平年より早まった場所もあるという。

 綾部市広瀬町の山家(やまが)城址(じょうし)公園は秋風で葉が散り始め、赤や黄色に染まった地面はふかふかのじゅうたんのようだ。市内の石原保明さん(82)は妻と愛犬と訪れ、「梅や桜は見に来ていたが、紅葉は初めて。本当にきれい」と話した。

 公園は明智光秀の丹波攻めで落城した山家城(甲ケ峯城)のふもとにあり、市などによるとここ数年、「SNS映えする」と撮影に来る若者や、NHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」の影響で散策に訪れる観光客が目立つようになったという。

 左京区の三千院でも、庭の地面のコケを落ち葉の赤が覆っていた。拝観者は赤と緑の色の対比に声を上げ、歩いたり写真を撮ったり。広島県呉市から夫と日帰りで来た会社員の南裕子さん(51)は「永観堂と南禅寺も見たが、どこも広くて圧巻」と話した。

 平安時代、西行法師が紅葉を褒めたと伝わる宇治市の三室戸寺(みむろとじ)でも、モミジやドウダンツツジが赤く染まり、イチョウの黄色とともに参拝者の目を楽しませている。秋限定の朱印「紅楓(こうふう)」(500円)も人気だ。

 「丹波のもみじ寺」として知られる福知山市の長安寺では、イチョウやモミジが見頃。正木義昭住職(61)は「今年は台風に襲われなかったので、枝も折れず、葉も傷まず、いい色付きになりました」と話した。(白見はる菜、大久保直樹、小西良昭、横山健彦)

◆府内の主な紅葉スポット

・永観堂禅林寺(左京区) 約3千本のイロハモミジやイチョウが11月下旬まで見頃。12月6日までライトアップされている

・京都府立植物園(同) サトウカエデやメタセコイアなど約500本が12月上旬まで見頃。ライトアップは11月29日まで

・三千院(同) 約300本のモミジが三連休の23日ごろまで見頃

・北野天満宮(上京区) 約350本のイロハモミジが12月上旬まで見頃。樹齢400年とも言われる「三又(みまた)の紅葉(もみじ)」も色づいている。ライトアップは12月6日まで

・出雲大神宮(亀岡市) 境内や鎮守の杜(もり)のイロハモミジやイチョウが11月下旬まで見頃。21~23日にライトアップあり

・三室戸寺(宇治市) モミジやドウダンツツジ、イチョウが11月下旬まで見頃

・平等院(同) 約200本のイロハモミジが11月下旬まで見頃

・山家城址公園(綾部市) 100本近くのヤマモミジなどが23日ごろまで見頃

・長安寺(福知山市) 11月下旬まで、イチョウやモミジが見頃

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