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 男は強く、女はおしとやかであるべきなのか――。性別ごとの「らしさ」に当てはめられることへの違和感を問う雑誌が10月に創刊された。タイトルは「IWAKAN」。「性への認識が変わるきっかけに」という願いを込めて、性的少数者たちが編集した。

 電車の中で、学ラン姿の男子学生が化粧をしている。その隣では、水着姿の男性のグラビアが表紙になった雑誌を読む女子学生。口紅を持つ男性や、両足を大胆に広げる女性もいる。

 巻頭の特集「違和感瞬間」に載った写真にはこんなメッセージが添えてある。「自分のあり方は、自分で選ぶ。ジェンダーに任せたくなんかない」

 発行元は企画会社「NEWPEACE」(東京都渋谷区)のジェンダー関連の事業部門「REING(リング)」。編集者の一人で社員のエド・オリバーさん(26)は「男性は化粧なんかしない、女性は恥じらいを持つべきだ、という古い価値観への違和感を表したかった」と狙いを語る。

 リングは企業広告のコンサルタントやジェンダー課題について考えるイベントなどを手がけてきた。雑誌の編集は初めてだ。リングからはオリバーさんと池内悠里さん(31)、リングのイベントを通じて知り合った中里虎鉄(こてつ)さん(24)とジェレミー・ベンケムンさん(27)も加わった。

 雑誌を手がけるきっかけは、5月にあるゲイ雑誌が休刊したことだった。「世の中は少しずつ性への考え方が変わり始めているのに、メディアの世界では衰退しているのでは」。中里さんのそんな危機感にオリバーさんが共感した。

 紙媒体にしたのは理由がある。

 リングは10~20代に向けた…

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