[PR]

 ミラー米国防長官代行は17日、国防総省で記者団に対し、アフガニスタンの駐留米軍を現在の約4500人から2500人に削減すると発表した。イラク駐留米軍も約3千人から2500人に減らすとした。「終わりなき戦争を終わらせる」という公約を掲げたトランプ大統領の任期切れの直前にあたる来年1月15日を期限とし、撤収を強行するとみられる。

 ミラー氏は、両国からの米軍の撤収は「トランプ氏の力強い指導力の結果」とし、「我々は世代を超える戦争を終わらせ、兵士を故郷に帰す」と語った。米国はアフガニスタンの反政府勢力タリバーンとの今年2月の合意に基づき、駐留米軍の段階的撤退を進めてきたが、タリバーンは再び戦闘を激化させ、和平の道筋は見えない。

 トランプ氏から9日に解任されたエスパー前国防長官や軍高官らは拙速な米軍の撤収に懸念を示していた。下院軍事委員会の共和党トップのソーンベリー下院議員が17日、「テロ多発地域からの米軍の追加削減は誤り」とする声明を出すなど、与党・共和党内からも批判が出ている。(ワシントン=渡辺丘)