熊本県山江村の歴史民俗資料館で、素朴なたたずまいの仏像・神像を並べた企画展が開かれています。中には腕がなかったり、顔がなかったりするものも。これらはすべて、今年7月に人吉球磨(ひとよしくま)地域を襲った豪雨で被災した神仏像です。あえて傷だらけの神さま、仏さまを展示する真意とは。
拡大する被災した仏堂や祠への支援を呼びかけている「被災した人吉球磨の神仏像展」=2020年10月24日、熊本県山江村、今井邦彦撮影
7月の豪雨による球磨川の氾濫(はんらん)では、人吉球磨地域で中世から農村の信仰の核として大切にされてきた仏堂や祠(ほこら)が多数被災した。
山江村歴史民俗資料館の大平和…
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