子どもへの性暴力と聞いて、女の子だけを思い浮かべていませんか。男の子への被害も決して少なくありません。でも、その実態はつかめていません。被害者が男性の場合、被害を訴えるのは意気地がない、なぜやり返さなかったんだと弱虫扱いされる、といった意識が社会に根強いからです。
被害に向き合い、声を上げた男性の姿を通じ、女性とはまた違う問題点について大久保真紀編集委員が話します。朝日新聞ポッドキャストでお聞き下さい。主な内容は以下の通りです。
・権威を悪用したマインドコントロール
・両親不在のさみしさにつけこまれ
・消した記憶、20年後のフラッシュバック
・なぜ教会で性的虐待が起きるのか
◇
Q:今回取り上げるのは、竹中勝美さんのケースです。どんな方ですか。
A:20年以上の付き合いになります。私は児童虐待の問題も取材を続けていますが、その中で竹中さんと出会いました。竹中さんは児童養護施設の出身で、施設内の虐待や性暴力を許さないという活動をしています。
最初は、彼が性暴力被害の当事…
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朝日新聞社会部