深圳=西山明宏
中国がデジタル人民元の2年後の導入に向け、実験を着々と進めている。すでに一部では一般市民が実験に参加した。主要国で最も速いペースで準備が進む現状に、日米欧からはデジタル通貨の主導権を握られると警戒の声があがる。
拡大するスマートフォンに表示されたデジタル人民元。実物の人民元札と同様、毛沢東の絵が表示された=深圳、西山明宏撮影
今年で経済特区40周年を迎えた深圳。10月9~18日、これまでで最も大規模な実験があった。抽選で選ばれた市民約5万人にデジタル人民元200元(約3100円)分をプレゼントし、市内約3400店舗での買い物に使えるというものだ。
会社員の胡軒さん(23)は抽選で選ばれた1人。週末の先月17日、中心部の書店のレジに並んだ。スマートフォンでデジタル人民元の財布アプリを起動すると、実物の人民元札と同じ毛沢東の絵が表示された。
画面を指でスライドすると、Q…
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朝日新聞国際報道部