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 2017年にあった長崎市の私立海星高校の男子生徒(当時16)の自殺をめぐり、生徒の死を対外的に「突然死」と説明することを遺族に持ちかけた学校側の姿勢について、私立高を所管する長崎県の担当者が「突然死までは許せる」と遺族に発言していたことがわかった。県は18日に記者会見し、「不適切だった」と陳謝した。

 遺族や県の説明によると、学校側は生徒の自殺直後、「突然死や転校として扱うこともできる」と遺族に持ちかけた。「ことを小さくしようとしている」と不信を抱いた遺族が18年1月、学校、県との三者協議で見解を求めたところ、県学事振興課の当時の参事が「転校は事実と反するが、突然死という言い方まではまだ許せる」と追認するような発言をした。

 一部の報道を受けた18日の会見で県は、当時の参事が聞き取りに対し発言を認め、「申し訳なかった」と述べたと説明。大田圭総務部長は「不適切な発言だった。遺族に寄り添った対応に努める」と陳謝した。

 自殺をめぐり、第三者委員会が2年前にまとめた報告書は「いじめが主な原因」と結論づけたが、学校側は受け入れを拒んでいる。(横山輝)