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 来春の将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)での渡辺明名人(36)=棋王、王将とあわせ三冠=への挑戦権を、トップ棋士10人で争う「第79期将棋名人戦・A級順位戦」の5回戦(全5局)の3局目として、稲葉陽(あきら)八段(32)と菅井竜也八段(28)の対局が11月18日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された。後手番の菅井八段が84手で勝ち、今期A級での成績を2勝3敗とした。敗れた稲葉八段も2勝3敗となった。

 終局は18日午後7時10分。持ち時間各6時間の順位戦としては、早い終局だった。消費時間は稲葉八段5時間20分、菅井八段1時間45分。

 両者は、ともに井上慶太九段(56)門下。A級順位戦というひのき舞台での兄弟弟子対決だった。

 後手番の菅井八段が得意の「ゴキゲン中飛車」戦法で臨み、稲葉八段も得意の居飛車で対抗。激しい戦いに突入したが、菅井八段が優勢に。悪くなった時の粘りにも定評がある稲葉八段をもってしても防戦不能となり、早い時間帯での投了を余儀なくされてしまった。(佐藤圭司)