村野英一
コロナ禍で仕事と休暇を融合する「ワーケーション」が注目されるなか、神奈川県箱根町のキャンプ場が今月、新たな宿泊プランを始めた。親が平日に先着してリモートワークをこなし、週末には合流した家族らと豊かな自然を体験する。小田原市内では日帰りのワーケーションのプランを用意しているキャンプ場もある。
箱根町の「芦ノ湖キャンプ村」では、新型コロナウイルスの感染者が増えた今春からコテージを仕事に使う人が増えているという。そこでキャンプ村は、共有スペースのラウンジに机や椅子とWiFi(ワイファイ)を完備し、登山アプリ提供会社「ヤマップ」と提携して、今月13~15日にワーケーションのモニターツアーを企画した。
金曜日の13日、男女3人がパソコンをラウンジに持ち込み、各自の仕事に取り組んだ。椅子に座りながら目の前の芦ノ湖を眺め、仕事の合間には湖畔の散策も楽しんだ。
大手建設会社に勤める後(うしろ)勝浩さん(47)=東京都中央区=は会社の事業計画で見積もりを出す作業を進めた。紅葉した木々や青い湖が柔らかな日差しを受けてきらきらと輝く中、「事務所だと問い合わせの電話が来てしまうが、ここは自分の仕事の世界に集中できる」と手応えを語った。
遺跡を発掘する会社に勤める今…
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